2007-01-01から1年間の記事一覧

「ワンダーランド駅で」

こちらもちょっと前にBSでやっていたもの。 私は原作のほうを先に読んで、後に公開された映画も見に行った*1のですが、どちらも大好きな作品です。 今回は、私が持っている「ワンダーランド駅で」のサントラは何度も聴いているものの、映画は初めて見るとい…

「オレゴン魂」

ちょっと前にBSで放送されていたのを、録画で。ジョン・ウェインとキャサリン・ヘップバーン主演の西部劇。 「勇気ある追跡」という映画の続編にあたるそうですが、そちらを見ていない私でも充分楽しめました。左目に黒い眼帯をした酔いどれ保安官(ウェイン…

「ウィスキー」

2004年第17回東京国際映画祭でグランプリに輝いたウルグアイの映画。フアン・パブロ・レベージャとパブロ・ストールという2人の若者(「南米のカウリスマキ」と呼ばれているとかいないとか…)による共同監督作品ですが、レベージャ氏はその後32歳の若さで亡…

「帰らざる河」

ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローが主演の西部劇。 マリリンさんの出演する映画の常で、この人はやたらと肌を露出させる。そういうキャラクターだったのだろうけれど、あまりにも不必要に服を脱ごうとするので、今となってはふざけているように見え…

「殺人の追憶」

韓国で実際に起きた未解決事件をもとにしたサスペンス。 とある農村で、1986年からの6年間で10人の女性がレイプされ殺されるという事件が起きた。警察は大勢の容疑者を取り調べるが、真犯人にはなかなか辿り着かない。しかし、ついに最有力の手がかりをつか…

「ふたりの5つの分かれ路」

つれあいの好きなフランソワ・オゾン監督の作品。 ある夫婦が離婚するところから物語が始まる。最終的に「離婚」に至るまでの、「裏切り」、「出産」、「結婚」、そして「出会い」という5つの「分かれ路」を時間を遡ってたどっていく。いわばオチが最初に提…

「ドーン・オブ・ザ・デッド」

ちょうど1年前の今頃見た*1ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ(Dawn of the Dead)」のリメイク版。 それまでゾンビといえば運動神経が損傷しているため(?)動きが鈍いというのが定説だったのが、ダニー・ボイル監督の「28日後…」で「全力疾走をするゾン…

「眠狂四郎 勝負」

以前録画していたものを見た。 無頼でニヒルな眠狂四郎にしては珍しく、彼の人情的な部分がフィーチャーされた作品。名優・加藤嘉の演じる勘定奉行や、蕎麦屋の娘おつやに対しては心を開く狂四郎の姿が、一連の殺伐としたシリーズの中ではホッと光る。 屋台…

「茄子アンダルシアの夏」

夜、NHKBSでやっていたのを見た。 原作の黒田硫黄のマンガ『茄子』は大好きで、この「アンダルシアの夏」のエピソードもそちらで読んでいたのだが、映画版は今回初めて見た。大泉洋が主人公ペペの声を担当していたのか。なかなか良かったと思う。 3月にフィ…

「そろばんずく」

先週BSフジでやっていたのを録画で。始まってから5分くらいで意味が分からなくて投げ出しそうになったが(一緒に見ていたつれあいは投げ出した)、なんとか最後まで。 とんねるずの映画初主演作品。というか今となっては安田成美と木梨憲武の出会いのきっか…

「グエムル 漢江の怪物」

前々から気になっていたのを、ようやくDVDで見た。 CMなどの印象からサスペンス映画だと思っていたら、これは家族もののコメディだったのか…。冒頭で科学者がホルムアルデヒドを漢江に垂れ流して廃棄するところから、全編を通して「それはないだろう」の連発…

「大日本人」

松本人志の初メガホン。 見る前から評判などを聞いて、なんとなくそういう予感はしていたのだが、これは(少なくとも劇場にかかる)映画には全然向いていない作品だと思った。ひとつにはこの人のギャグについて、我々はテレビを通して見ることに慣れすぎてい…

「バベル」

「21g」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。「21g」では交錯する3人の男女の人生を見事に収斂させていたのに感心したが、今回も3カ国で4つのストーリーが語られ、それが一丁の猟銃により結びつく。ただ本作については、ちょっと無理があるという…

「コブラ」

先日NHK BS-hiでやっていた。 いま何故コブラなのか? それもデジタルハイビジョン放送で。近々実写版でも作られるのか? それとも、コブラはコブラでもスタローンの「コブラ」に続編ができるのか? (「ロッキー」も「ランボー」も続編できたし) 私は原作…

「サマータイムマシン・ブルース」

ちょっと前にBSフジでやっていたのを、録画で。 以前、この映画の原作となった劇団「ヨーロッパ企画」のお芝居を見に行ったことがあって、そのときに「間もなく映画版も公開」と宣伝をしていたので、いつか見て比較してみようと思っていた。 タイムマシンも…

「パッチギ!」

先週テレビでやっていたのを、一週遅れで。 井筒監督の映画では「のど自慢」が好きで、あれは一種のミュージカル映画だと思っているのだが、あのあたりから「歌が持つ力」を援用した作品作りになってきていると思う。本作でもザ・フォーク・クルセダーズの「…

「眠狂四郎 炎情剣」

以前BSでやっていたものを録画で。 三隅研次監督の斬新な構図が冴え渡る、モダンな映像。とてもかっこいい。 アップの多用、それも人物を画面の右や左に寄せるカメラアングルに、ぐいぐい引き寄せられた。役者による「語り」の多い本シリーズでは、有効な手…

「眠狂四郎 殺法帖」

録画しておいたのを見た。市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズの第1作。 実は私は中高生のときに柴田錬三郎氏の原作にハマっていたことがある。「卒爾」とか「往還」とか「佇立」とかいう単語は、みんな眠狂四郎の一連のシリーズで覚えた言葉だ*1。その後、日常…

「不都合な真実」

今日4月22日は「アースデイ」だった。これを記念して鳥取環境大学で行われた、アル・ゴア元米副大統領主演のドキュメンタリー映画「不都合な真実」の上映会に行ってきた。 見て思ったのは、ゴアさんが非常にいきいきとしてたなあ、ということ。ゴア氏は大学…

「里見八犬伝」

前にBS-iで放送していたのを、HDDに録っておいたものを見ました。子守の合間合間に。 監督が深作欣二。主演が薬師丸ひろ子と真田広之で、味方役に千葉真一や志穂美悦子、京本政樹、寺田農など。敵役に夏木マリ(豊満な肉体を披露!)とか目黒祐樹とか成田三…

「アイデンティティー」

テレビ東京の木曜洋画劇場でやっていたのを、愛息を寝かしつけながらついつい見てしまった。 嵐の夜、田舎の人里離れたモーテルに数組の男女たちが閉じ込められてしまう。そこへ連続殺人犯を移送中の警察官が訪れ、一晩の宿を借りるのだが、囚人が逃げ出して…

「明日に向って撃て!」

夜BS2で放送していたのを見た。 19世紀末から20世紀初頭にかけて(日本では明治の頃)、アメリカで実際に活動していた列車・銀行強盗のブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)の物語。 仲間とともに列車強盗…

「2001年宇宙の旅」

会社で終わらなかった仕事を、帰宅してからつれあいに手伝ってもらいながら片付けた。 そのとき、NHKBSでやっていた「2001年宇宙の旅」をテレビで付けっぱなしにしながら仕事をした。この映画は静寂のシーンとクラシック音楽のシーンとがほとんどなので、音…

「ソラリス」

夜NHKBSでやっていた、スティーブン・ソダーバーグによるリメイク版の「ソラリス」を見た。 タルコフスキー版の「惑星ソラリス」はあまり細部は覚えていないのだが、このソダーバーグ版よりは解釈がしやすかったように思う。 ソダーバーグ版の解釈について、…

「かもめ食堂」

実は来月末にフィンランドへ旅行しようと計画している。そこで、参考になるかどうかわからないが、この「かもめ食堂」をつれあいと一緒に鑑賞した。 北欧家具やアラビアの食器、マリメッコの服…といったオサレ少女たち憧れの小道具満載で、スカンディナビア…

「ベスト・フレンズ・ウェディング」

夜NHKBS2でやっていたのを、「ジュリア・ロバーツ若いな〜」とか「この頃の携帯電話ってでかいな〜」とか思いながら見始めて、なんだかんだ言いながら最後まで見てしまった。 作中、みんなでディオンヌ・ワーウィックの歌を大合唱する場面があった。 ディオ…